
くりっく365(取引所FX)の税金について
店頭FXよりも税金が安いことで注目されたくりっく365

そもそも、くりっく365(取引所FX)が注目されたのは店頭FXよりも税金が有利だったから。
店頭FXでは利益が大きくなればなるほど税金も高くなる(最大50%)総合課税方式だったのに対し、くりっく365では株などと同じ一律20%の申告分離課税方式でした。
特に利益を大きく稼ぐトレーダーにとって、この税金の差は大きかったですからね~。
取引手数料がかかる分、コスト面で不利だったくりっく365ですが、この税制優遇目的で口座開設するトレーダーも多かったものです。
しかし、税制優遇も今は昔の話し

しかし、それから税金制度が改正。
2012年からくりっく365だけでなく、店頭FXでも一律20%の申告分離課税方式となりました。
この衝撃は大きかったですね。
くりっく365が圧倒的に店頭FXよりも有利な部分でしたから。
その一番のアドバンテージがなくなったわけですから。
ちなみに税金が申告分離課税方式となったのは、店頭FXだけでなく、バイナリーオプションやCFDも含まれます。
同じ金融商品なのに税制が違うのはおかしな話しですが、こういった不公平さがついになくなったわけです。
税金抜きで考えたい場合

さて、税金の有利がなくなったら、くりっく365は店頭FXよりも魅力がないのか?
一概にそうとも言えません。
その税制変更に合わせるように、くりっく365でも長年のネックとなっていた取引手数料が0円に(0円じゃない会社もあります。)
せっかく手数料を0円にしたのに、なぜかスプレッドが広くなったのでメリットが薄まりましたが、それでも確実に店頭FXとのコスト差が縮小しました。
また、くりっく365にはくりっく365ならではの魅力もあります。
一番のメリットは公的な取引所を通してトレードしているため、透明性・公平性が高いという点。
店頭FXでたまに囁かれる悪い噂、不正操作といったことが行えないので安心感が高いです。
他にも、約定力が高く約定拒否やスリッページの心配もなし。
約定力で悩まされているトレーダーにとって、この抜群の安定度の高さは感動ものです。