
他の金融商品と違うFXの罠に注意しよう
FXは他の金融商品より非常に手軽
FXが他の金融商品と大きく違う点は手軽という点。
口座開設するための審査はちょっと厳しいですが(それは他の投資でも同じ)、それが済めばあとは簡単。
他の投資よりも少ない資金で取引できる・24時間トレードOK・ネットで瞬時に取引できる・流動性があるなど、ここまで手軽に取引できる投資は他にありません。
だいたいどれか1つはダメな部分がありますから。
まとまった金額が必要とか、すぐに取引が行えないとか。
例えば、投資の中でも一番人気な株。
1株はそこまで高く銘柄もありますが、100株などのまとめ買いが基本のため、ある程度の資金が必要となります。
個人でも買いやすいミニ株も登場しましたがそれでも数百円から取引できるFXと比べたらやはり高い。
さらに株は24時間取引できませんからね。
また、少ない金額で始められる投資金額はFXのように自由に買ったり売ったりできる流動性がありません。
より手軽により早くとなればやはりFXが一番です。
手軽に取引しやすいという罠
しかし、そのFXの手軽さが厄介なのですよね。
少ない資金で始められるからついつい軽く考えがち。
金額が大きいと緊張感が保てても、金額が少なくなると緊張感が保てない人が多いですからね。
その結果、分析や戦術が甘くなりがち。
さらに厄介なのがFXではレバレッジも簡単に効かせることができる点。
レバレッジを効かせることで少額の資金でも大きな取引ができる。
これは勝ったときはいいですが、負けたときはダメージが大きい。
そして、24時間いつでも取引できるという点も注意が必要。
特に負けたときなどはついつい取り戻そうと1日何度もトレードをしてしまう。
結果、大きく負けてしまうことも珍しくありません。
FXは自分がコントロールできない人はまず負ける
FXの手軽さは魅惑的ともいえる罠。
手軽に取引しやすいというのはそれだけ何も考えずに行えば負けやすいということ。
まずはここをしっかりと認識する必要があります。
とはいえ、認識するだけではダメなんですよね。
いくら認識したところで自分の感情をコントロールできないと意味がありませんから。
負けを取り戻したい感情に負けて、ダメと分かっていつつも取引を繰り返してしまう。
こうなったら最終的には絶対に負けます。
なぜなら、FXに限らず、投資はしっかりと作戦を立てて取引しないと負ける確率が高いから。
いくら勝ったところでそれを上回る金額を負けたらマイナスですから。
勝ったお金をうまく残していく戦略と戦術が必要なのです。
自分の感情がコントロールできない人は投資、特にFXはやめておいた方がいい。
やったところでお金を失うだけです。