
指標スキャル両建て手法について
指標スキャル両建てのメリット・デメリット

指標スキャルピング両建てとは、指標発表に合わせて買いと売りの両方のポジションを取るという手法のことです。
重要指標発表時はレートが一気に動くことも珍しくない時。
その状況に合わせて素早くトレードするのが指標スキャルでは重要となります。
しかし、これがなかなか難しいのですよね。
動きが早い上に、一瞬でレートが跳ね上がることもあるため、それに合わせていくのは至難の技。
そこであらかじめ両建てすることで、どちらに動いても利益を狙えるようにするのです。
どちらに動いてもしっかりと対応できるのが両建てのメリット。
しかし、両方のポジションを取るため、ヘタに行うと損失が利益を上回ってしまうデメリットも。
損失を膨らませないためにも、どちらのポジションもしっかりと損切りを入れておくのがポイントです。
ベーシックな両建て手法

ベーシックな指標スキャルピング両建ては、指標発表直前にそのレート価格より、上下20~50pips程度の位置に売りと買いの同時注文するというもの。
どちらか一方が約定したら、もう一方の注文を取り消すという方法です。
位置取りに余裕を持たせているため、すぐにもう一方の注文を取り消せば両方が約定してしまう危険性もありません。
両建ての一方で損失を抱えず、確実に利益を狙いたい時に有効な手法です。
ただし、余裕を持たせている分、利益も減ってしまうのがネックですが(汗)
とはいえ、FXに限らず投資は利益を増やすよりもまずは負けないこと。
そうすることで最終的に利益を残すことができるからです。
その法則から考えると、ベーシックな両建て手法はまさにそれに当てはまるやり方と言えます。
攻める両建て手法

攻める指標スキャルピング両建て手法は、指標発表直前に売りと買いの両方のポジション取るというもの。
こうすることで、大きく動いた時の利益を最大限にゲットできるというわけです。
ただしその分、放っておくともう一方は損失を最大限に膨らせてしまいます。
損切りをしていないと命取りになるため、どちらもしっかりと入れておくことは忘れないようにしましょう。
あとはその損切りのバランスが非常に重要です。
損切りを厳しく入れ過ぎると、指標発表前に損切りしてしまったり、一瞬ちょっと逆に動いてから大きく動いた場合はそのちょっとで損切りをしてしまい、せっかくの利益チャンスをフイにしてしまいます。
だからといってあまり損切りに余裕を持たせ過ぎると、損失が利益を上回ってしまうことも。
攻める指標スキャルピング両建て手法は、この部分で勝負が決まると言っても過言ではありません。