
長期投資(スワップトレード)の通貨ペアについて
豪ドル/円

長期投資(スワップトレード)の通貨ペア➀は、豪ドル/円。
昔からスワップ金利狙いには鉄板の通貨ペア。
スワップ金利の高さはもちろん、その高い水準をずっと維持している点が評価されています。
鉄板中の鉄板として、長く長期投資トレーダーから愛されてきた通貨ペアです。
これから長期投資を始める初心者にも最適ですね。
とはいえ、今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫ということは投資の世界ではありません。
豪ドルを発行しているオーストラリアの動向はしっかりとチェックしておきましょう。
オーストラリアは石炭や鉄鉱石などを中心とした資源国国家のため、その動向が経済に大きく影響します。
NZドル/円

長期投資(スワップトレード)の通貨ペア➁は、NZドル/円。
NZドル/円も豪ドル/円と同様、スワップ金利狙いの長期投資には鉄板の通貨ペア。
ただし、豪ドル/円に比べると人気は低めで、新興国通貨の台頭もあり近年は候補から外す人も。
とはいえ、こちらも長年高水準スワップを維持しています。
安定度を考えれば、まだまだ新興国通貨に負けない存在です。
NZドルを発行しているニュージーランドもオーストラリアと同じく資源国国家。
ただし、鉱業が中心のオーストラリアと違い、ニュージーランドの輸出品は乳製品や肉などの農業が中心。
同じ資源国国家でもその内容が違うため注意しましょう。
南アフリカランド/円

長期投資(スワップトレード)の通貨ペア➂は、南アフリカランド/円。
上記の二つと違い、南アフリカはまだまだこれからの新興国。
しかし、そのスワップ金利の魅力は決して無視できない存在です。
1通貨のスワップ金利は上記の二つよりも低いですが、南アフリカランドは通貨としての価値が低い。
そのため、同じ資金なら南アフリカランドの方が多く取引でき、結果として合計スワップ金利は上記の二つを上回ります。
ただし、新興国ならではの安定度の低さがネック。
豪ドルやNZドルと比べると急落の可能性も大きいため、市場の動向からは目が離せません。
南アフリカもオーストラリアやニュージーランドと同じく資源が豊富な国家。
農業ではとうもろこし・果物・小麦・砂糖など、鉱業では金・ダイヤモンド・プラチナ・ウランなどが輸出されています。
農業と鉱業のどちらも充実していることから、これから台頭してくる新興国として大きな注目を浴びています。