スワップ金利サヤ取りのやり方とメリット・デメリット

スワップ金利サヤ取りについて

スワップ金利サヤ取りのやり方

  • 同じ通貨ペアを別業者で両建てする
  • 買いはスワップの高いところで売りはスワップの低いところで
  • そのスワップ金利差をサヤ取りする

スワップ金利サヤ取りとは、両建てを行うことでスワップ金利差の利益を狙う手法のこと。
スプレッドと同じく、スワップ金利も各FX業者で数字が違います。

この金利差を狙ってサヤ取りを行うのです。
ポイントとして買いポジション用のFX業者はスワップ金利が高いところを、売りポジション用のFX業者はスワップ金利が低いところを選びます。

スワップ金利が高いFX業者で豪ドル/円5万通貨の買いポジションを持ったら、同時にスワップ金利が低いFX業者で豪ドル/円5万通貨の売りポジションを持つ(両建て)という具合。

あとは強制ロスカットされないように資金をコントロールし、このスワップ金利差をサヤ取りしていくだけです。

デメリット

  • 利益が小さい
  • 投資資金が少ないとまとまった金額になるまで時間がかかる
  • 強制ロスカットなどされると大きな損失を被る

スワップ金利サヤ取りのデメリットは以上の通り。
二つのFX業者のスワップ金利差を狙うわけですから、当然ながら1日の利益は少なくなります。

そのため、投資資金が少ないとまとまった利益になるまで相当の時間がかかります。
まさに長期投資であるスワップトレードの真骨頂とも言える部分ですね。

また、資金コントロールは非常に大事。
長期投資だと思って油断していると、市場の大きな変化で強制ロスカット

結果、大きな損失を抱えてしまうこともあります。
スワップ金利サヤ取りでそれを取り返すには非常に時間がかかりますから。

長期投資だからといって放ったらかしにせず、チェックは怠らないようにしましょう。

メリット

  • 為替レートの上下に関係なく利益が稼げる
  • そのため低リスク
  • 分析力やテクニックは必要ない

スワップ金利サヤ取りのメリットは以上の通り。
最大のメリットは為替レートの上下に関係なく利益が稼げるという点でしょう。

両建てしているわけですから為替の動きは基本的に関係ありませんからね。
FXで大きな利益を狙うなら為替差益を狙うのが一番ですが、それは同時に大きな損失を被るリスクでもあります。

為替リスクが大きな損失を抱える一番可能性が高いものですから。
そのため、それがなくなるだけで他のFX手法と比べると非常に低リスクなやり方。

しかも、ポイントはスワップ金利が高いFX業者で買いポジションをスワップ金利が低いFX業者で売りポジションを持つのみ。
投資で一番大事とされる分析力やテクニックが必要という点も大きいですね。

ある意味、もっとも初心者が成果を出しやすい手法でもあります。